☆3

オレはつまり、自分の興味をはっきり知っているやつが
偉いと考えている。優等だと考えている。それはheロちゃんも一緒だ。

でも翻って自分の興味の在り処を知らない輩を、アホな迷える羊たち、と考えているわけじゃない。

そ・こ・が・ち・が・う

そこんところが、世間のやり方とチョイとずれているんだな。

つまり俺たちカウチポテツは、非カウチポテツ群を見下してはいない。

それは現在の権力構造にカンケーありそうだけど、説明すると長そうでたるいから端折って言うと、
(つまり、細かいことはおいて置いてということなんだけど)金持ちは偉い、って価値観には、おおむね肯定的であるということだ。そう、だから見下さない代わりに、憎まなくてはならない。

『ああ、あんたのことキルしてやりたいよ。でも憎んではいないよ』

映画のワンセンテンスが思い出され、自分はスパイク・リーの描く多人種国家と呼ばれるUSはNYに思いを馳せている。

ジャングル―――と表現するにふさわしい人種の坩堝―――を。
文化のメルティングポット、911の傷跡をこの目で見たい。

って横道にばっかりそれているから、カウチポテツのほとんどは貧困層に属している。

想像力を使う、と、想像力を“上手に”使う、の差は、上手にという副詞が動詞の前においてあるだけの違いだけど、なんか文句でも?
と喧嘩を売っちゃっちゃあ、駄目なんだ。

そんなわけでカウチポテツの話です。