第43話

翌朝目が覚めてみると、レースのカーテンに仕切られたベッドで寝ていた。洗いたての真っ白な枕にしがみつくように寝ていた俺は、こわばる手から少しずつ力を抜き、寝がえりをうってみた。 しかし、その当たり前の行動は成就しない。背中を起こそうとすると@@@ような痛みが胸に走るからだ。