2006-08-20 ★ 1214 #小説 ペンギンはオレに向かって毎夜何かの教訓話をたれる。 「いつか、君に言ったと思うのだけど」と毎晩似たような講釈をたれる。 「こんなによくしゃべるペンギンに会ったことがないよ」あきれて、こう答えるとペンギンは決まってこう返す、君はいままでしゃべるペンギンに会ったことがあるのかい? いや、ない。そしてこれからもないだろう。