7月15日

無職になってから3ヶ月が経過しようとしている。

まったく難儀なことである。

言い換えると、私はもうすぐ働かなくては、おまんまが食えなくなってしまう状態になる。

ああ、難儀。ということだ。難儀。

今更ながらに自問自答してしまうが、働く、とはいったいどういうことなのだろう。

現在のような状態=飯が食えない状態を避ける方法、というのが一般的な見方だが、
これひょっとしたら、ものすごく偏った見方なような気がしてならない。

不労所得で食べている人もごまんといるわけで、・・・これは、やっかみか。

格差社会とか何とか言っているけど、正直私は、働き始めるとすぐにリッチな仕事が得られる。
いろいろと若いころに苦労したお陰だ。

仕事先にも困っていない。

しかしだからこそなお一層、働く、という行為を一般的に受け止めにくい。
貧することの恐怖は、そりゃ普通に持っているよ。
でも、なんだろう、だから働くんだ!と気合を入れられるほど、単純ではない。

昔は、リッチな生活に憧れていたが、それも億万長者の5合目くらいまで行くと、
なんだかただの妄想であったことが知れる。私だけの特性かもしれない。

極端な話をさせてもらうと、一流企業の仕事というのは、楽。
はっきりいって、業務自体は、ひじょうに楽なんだ。

中小とか零細は、何でもかんでもやらされるだろう。あれは一流企業いくとなくなる。

しかしそこに別の要素が加わる。
それは、大企業が抱える『無言の規則』である。
各企業の色とでもいうのか、それがものすごいプレッシャーを掛けてくる。

わかりにくい話だけど、私はその『無言の規則』に襲われ、精神を著しく病んだ口だ。
そうやって辞めていく人が、大企業には多々あるかと思う。
無理やりその企業の色に染めようとするのだね。

染まった人は生き残っていけるし、だめな人は、はい、さようなら。

かといって、何でもかんでもやらされる中小に戻るのも辛い。
給料安い上に重労働。
うーん、難しい。

時間と金、みたいなわかりやすい選択肢じゃないからね。

みんな何を考えて働いているのだろうか?