お前に逢いたい。
死ぬほど、、、心から、、、、もう全部なくなってもいいから、お前に逢いたい。
逢って話せたら、もう死んでもいい。
軽々しく死ぬとか言うな。
そう君は言うだろう。もはや、それすら言わないかもしれない。
無関心。
あの頃、ボクは君に本当に無関心だった。
自分がとても惨めで、なんとか今の自分を乗り越えようと必死だった。
病気を抱えて、自分にくたびれていた。疲れ果てていた。人に優しく余裕なんてかけらもなかった。
誰かと真剣に対峙するのも怖かったし、ああするしかなかった。
本当に、ああするしかできなかった。
兄貴への深いコンプレックス、両親への不信感、社会に溶け込めない自分への
制裁みたいに、闘って闘って闘って。
そうすることで何とか自分を保っていた。
心の平安なんて、苦しいだけだったんだよ。
あんな風にしか、自分のことを想ってくれる人と接することができなかった。
今だって、それは変わらない。永遠に変われないかもしれない。
怖いんだよ。怖い。怖い。
でも、本当に心からすべてを反省している。
自分の弱さ、残酷さ、ずるさ、傲慢さ。
治せるなんて思っちゃいない。でも良くしようと、良くしようと思ってる。今より良くする努力はしている。
寂しい。
辛い。
泣き言。
桜を見て涙ぐんでいるのは日比谷公園でボクだけだ。朝、9時15分。ボクは毎朝、そこで今は散ってしまって葉桜と化した桜の木を見上げて、涙している。
帰りの電車の中で静に嗚咽を漏らす。
本当に情けない。
不審な目で見られていても、汚れた顔をして、ハンカチを顔に押し付けて。
苦しい。
苦しい。
苦しいよ。
苦しくて、惨めで、寂しい。
君がいなくて、本当に寂しい。
あらゆる君の不在。
あらゆる君の不在。君の不在がもたらす、空洞化した生活。そんなものには本当に興味がないよ。
季節は巡って、いつか君の事を忘れちゃうんじゃないかって、それはもっと恐ろしい。
忘却したくない。だからボクは電子の隙間に、マトリックスの割れ目に気持ちを刻む。