海外に出ると大抵の人はドラッグに出会う。
もっと正確に言うと、ドラッグに溺れている人に会うことからドラッグとご対面します。
ドラッグ・・・酒、煙草は言わずもがな、ジャンクフードだってパチンコだって車だって、個人主義ですら立派なドラッグですが、ここで言うドラッグとはマリファナやヘロインなどの麻薬を指します。
さてドラッグって何でしょう?
法律によって禁じられた薬を意味するのですが、
麻薬やるのは個人の勝手ですよね?
じゃあなんだって禁止するのかと言えば、そこに流れ込む資金が暴力団の活動資金になったり
中毒になった人たちが悪さをするからです。
と言う論理。大変明晰なようですが、それは一体、官僚の貯金箱になっている様々な税金や
返せるあてが無くなった借金を持った人と、どのように違うのでしょうか?
悪な集団を肥えさせる財源・危険人物を生まない予防策と言った意味の
論理以外にドラッグの危険性・非合法性を説ける論理は存在しないのでしょうか?
答えはイエス。
ボクからしてみると馬鹿な兄ちゃんが車に乗っているほうがなんぼか危ないと思うし
世襲制度的に議員になった政治家や権力欲たっぷりの官僚が、金を持つことの方が
Y組やI会、S会などの暴力団が金を持っているより性質が悪いと思います。
彼らは、自分が悪であるとの自覚が乏しいからです。
悪、この定義は難しい。
でも今いちばんキャッチーなテーマです、悪。
悪ねぇ、って感じでしょう?
悪単体だとあまり意味がはっきりしませんが、前に意地を入れるとすっきりします。
意地悪。
意地・・・①根性、性根②執着心③自分の意見を強引に押し通そうとする心。
どうやら意地はエゴと言い換えてもよさそうな気がします。セルフではないですね。
エゴが悪い=意地悪
つまり
エゴってのは自分勝手でどうしようもない、という自覚がない人が
エゴの赴くままに行動した結果、迷惑なことをするのが、ボクは悪の定義だと思います。
だから自分の中のエゴに気が付くことで、人は初めて人に優しくなる手がかりを掴めるのだと思います。
ドラッグの話から逸れてしまいましたが、
悪を栄えさせないために禁止している薬が麻薬なのですが、
実際は悪の自覚がないエゴ丸出しの人の方がぜんぜん危険で、
本来ならば彼らを先に取り締まらなければならないのですが、
どういうわけかそういう人が法律の側に立っている。
麻薬ってのは心の弱い人がやるものです。
だから実のところそれほど実害はない。
自分の弱さを忘れる為に人は麻薬に走るのだから。
弱さを忘れて強い人間になれたような夢をそこにみるのです。
逆を言えば、ドラッグに溺れない人というのは、強さへの憧れを持たない強靭な人間なんだと思います。
でもボクは知っています。
法律で禁止された麻薬よりもっとヤバイドラッグがこの世にうようよしているのを。