5月9日

今日は久々に東京へ帰ってきた。実に10日ぶりだ。

静岡県から鈍行で東京へ向かったのが18:11。
車内は帰宅途中の高校生でいっぱいだった。

トイレがないと発狂してしまうボクは(理由は前回を参照)、車内をトイレがある車両目指して
ちょかちょかと歩きながら移動。そこで目にしたのはK高校生二人の晩餐だった。

K高校 ――――― ボクが高校生だったときに、校内には監視カメラがあるとか、窓に鉄格子があるとか噂されていた。

かといっても二人は別にヤンキーというわけではなく、どちらかといえば
あまり勉強が得意でなさそうな二人だった。

二人は3人がけ横一列の優先席の真ん中を空けて座っていて、真ん中の席には
カレーライス、牛丼、菓子パンなどが並べられており足元にはおーいお茶のペットボトル。

二人は(紛れもなく)晩餐の真っ最中で、互いにコンビ二で購入した
それぞれのディッシュたちを少しずつつまんでは長々とその味について語っていた。
「そのカレー、このあいだお前が買ったときにうまそうだったから買った」
「うそー、オレ、そんなの買ってないよ」とかなんとか。

彼らは1時間かけてじっくりそれらを食し、デザートまで食べていた。
小田原で二人を(こっそり)見送ると、ボクは考えざるを得なかった。

高校生から1時間もかけて通学している人たちがあることにボクは少なからず
びっくりしたし、何より彼らは晩餐中だったのだ。デザートつきの。

まあ、どうでもいいことなんだけど、高校生ってちょっとした
生き物だな、と感心したのである。

さて東京は品川で電車を降りるとすでに20時を回っていた。
帰宅をいそぐサラリーマンたちの波を見て、おもわず戻しそうになるも
なんとかこらえる。

そしてさっき帰宅。ふひぃ、疲れた。

明日からまた戦いが始まる。
戦い?

それは明日のお楽しみです。