一時的なことだとは思うんだけど、活字の世界で自由に動いている実感がしっかりとある。 手に取れるくらい、持ち上げてぶん投げられるくらい、はっきりと目の前にある。 なんとも言えない。気持ちが良くて、本当に。 じつに自慰的な快感です。が、
ふつふつ、と気持ちのよい音を立てながら、思考の鉱脈から、創造物が湧き出してくる。 ボクはそいつを両手で掬い上げると匂いを嗅いだ。 いいにおいだ。 ボクの中でじっくり熟成された創造物が放つ香り。 意外と、それは無臭で透明で。指の間から零れるサラ…
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